ステロイドの上手な使い方 | まつもとクリニック - 京都市左京区聖護院東町| 平安神宮北側

アトピー免許皆伝

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副作用を出さずに上手に治すワザをお伝えします!

1)ステロイドはノーベル賞をとった薬

皆さんは「ステロイド」と聞くと、どんな薬と思いますか?
何となく「効果がない」、「副作用が多い」、「危ない」というイメージがあるかもしれませんが、実際の医療の現場では、ステロイド治療で病気が良くなった患者さんは、たくさんおられます。

ステロイドは開発された当初は強力な抗炎症作用で関節リウマチの特効薬として使用され、1950年に発見者がノーベル生理学医学賞を受賞しました。

2)ステロイドには色々な種類がある

ステロイド薬には、注射、飲み薬、吸入、目薬、点鼻薬、軟こうと色々な種類があります。
飲み薬のステロイドは、開発当初は関節リウマチの特効薬でした。とても効果がある一方で、胃潰瘍、糖尿病、高血圧、骨粗鬆症などの副作用もみられ、他の新薬の開発も進んだため、一時は使われなくなりました。現在では胃潰瘍、骨粗鬆症などの副作用がコントロール出来るようになったことで、少量のステロイドを他の薬と合わせて使うこともあります。リウマチ以外の膠原病、慢性腎炎、ネフローゼ症候群、突発性難聴では、今でも治療薬として使われています。

3)ステロイド軟こうの副作用は知っていれば避けられる

ステロイド軟こうの副作用にはどんなものがあるのでしょうか。

まず、飲み薬のステロイドのように、胃潰瘍、糖尿病、高血圧、骨粗鬆症などの内蔵、全身の副作用は、正しく使用すれば起こらないので心配しないでください。

実際には、ステロイド軟こうの副作用は、ぬっている皮膚に現れます。 長い間ステロイドを連続してぬり続けると、ぬり続けている部位に

  • 皮膚の萎縮、皮膚線条 皮膚が薄くなり線のようなアトカタができる
  • 毛細血管の拡張 赤みが目立つ、顔に連続外用しているとのぼせやすくなる

皮膚の副作用は、ステロイドをぬるのをこわがって、ちょっとずつつけて、やめるとかゆくなるのでやめられない、結局毎日ステロイドを塗り続けている時にこそ現れやすいので注意が必要です。


ステロイド軟こうは、怖がって少しずつ毎日ぬると、
皮膚の副作用を起こしやすくなる
しっかり短期間にかゆみが改善するように使って、よくなったら一旦休む

4)ステロイド軟こうの副作用を避け、すみやかに症状を改善するFTU療法

「しっかり短期間にかゆみが改善するように使って、よくなったら一旦休む」ためには、一体どれくらいぬったらよいのか。その目安となる量が、FTU(Finger Tip Unit)なのです。

FTU療法 >>

正しくFTU療法でステロイド軟こうをぬると、3,4日でかゆみが改善し、1週間後にはステロイドを一旦休めるほど炎症が改善します。

FTU療法を始める時の一番のハードルは、「ステロイドは効かない」「ステロイドは怖い」と思っている気持ちなのです。

まつもとクリニックでは、患者さんがステロイド軟こうの副作用を理解して、怖がらずにつかってもらえるように、アトピー性皮膚炎初回の診察では、時間を取って説明をするようにしています。

知る
ステロイド軟こうのFTU療法、
ステロイド軟こうの副作用について説明します。

体験する
診察の後、看護師より実際に皮膚炎を起こしている皮膚に、
ステロイド軟こうをぬります。

実行する
自宅に帰ってから、FTU療法を実行します。

5)診察2、3回目にはFTU療法をマスターすることができます。

アトピー性皮膚炎の治療は一回ぬったらおしまい、ではなく、毎日の継続治療が必要です。
ステロイド軟こうで良くなったら、他の軟こうに切り替えていきます。
ぬり方だけでなく、ぬり分け、ぬり替えもあり複雑なのです。

まつもとクリニックでは、2回目の診察でステロイドからの切り替え、3回目でぬり分けについて具体的な説明をおこっています。初回の診察から1週間目に2回目の診察、2週間目に3回目の診察に来られることをおすすめします。それによって、「ステロイド軟こうの上手なぬりかた」をマスターできるようになります。

ぜひ、当院まつもとクリニックで、アトピー性皮膚炎がよくなる「ワザ」を取得していただけたら、と思います。

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