はじめにお読みください
- ホーム
- はじめにお読みください
ここでは、当院の治療方針(治療のすすめ方)を説明しています。
当院のアレルギー科でアトピー性皮膚炎、乳児湿疹の治療をご希望の患者さんは、ぜひお読みになってください。
当院のアトピー性皮膚炎・乳児湿疹の治療
1)アトピーとアレルギーについて
- アトピー性皮膚炎や乳児湿疹の原因は、食物アレルギーのこともありますが、皮膚の乾燥など、そうでないことも結構あります。
- 湿疹ができた皮膚では、①皮膚の乾燥・ドライスキンと、②かきむしりで、皮膚の炎症、かゆみがどんどん悪化する悪循環が起こっています。
- ステロイド軟こうを正しく使えば、炎症をすみやかにしずめることができます。かきむしらないことで傷が治ってくるのは、体にそなわっている自然治癒力によるものです。
- ステロイド軟こうを正しく使うためには、具体的なぬりかたを知り、副作用を理解して、こわがらないで外用することが大切です。
- 炎症がよくなったあとに、ドライスキンを改善して再発を防ぐ治療を行なっていきます。
まつもとクリニックでは、アトピー性皮膚炎診療ガイドラインに基づいた、ステロイド外用治療を行っています。
2)当院のアトピー性皮膚炎・乳児湿疹の診察について
基本的にステロイドのぬり薬を使います。
ステロイドのぬり薬は、正しい使い方をすれば、一週間ぐらいでしっかりアトピーの症状を改善させることができます。(アトピー免許皆伝~ステロイド軟こうの上手な使い方)
漢方薬だけの治療、ステロイドのぬり薬を使わない治療は行っていません。
予約制にして「診療時間枠」を確保しています。
- 問診、診察の後、正しいぬり薬を選んで、副作用を出さないぬりかたの説明をします。
- 看護師から、軟こうのぬりかた、洗顔、入浴、スキンケアなど具体的な指導をおこないます。
- 「診察、説明、指導」が、アトピー・湿疹をよくする治療の「鍵」なのです。
- しっかり診察、指導をするために、初回診察の方のための「診療時間枠」を確保しています。
直接来院しないで、必ず事前に電話で予約をお取りください。
アトピー性皮膚炎診療ガイドラインに基づく治療
皮膚科学会、アレルギー学会の先生方が集まって「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」が作成されています。最新バージョンは2021年版です。そこには、診断、検査、治療法など、最新の研究に基づいた情報がたくさんのっています。アトピーの新しい薬(軟こう、内服、注射薬)も取り上げられています。
一方で、「皮膚科に通院しているのにアトピーがよくならない」という患者さんもたくさんいます。
- なぜよくならないのか
- よくなるにはどうしたらいいのか
- アトピー性皮膚炎診療ガイドラインの「ぬりかた」とは
などについて、解説していきます。
→アトピー性皮膚炎診療ガイドラインに基づく治療【1】に続く