「よくなるぬりかた」の前に、ステロイドが効く、効かないとは、どういう状態なのか、「よくならないぬりかた」とは何なのか、について説明します。
「ステロイドが効かない」とはどういう状態でしょうか。
深掘りしてみると、2つのパターンにわけられます。
A:「ステロイドぬったらよくなるけど、止めたらまたかゆくなる」
B:「ステロイドが全然効かない」
「A」は、一旦改善しているので、ステロイド軟こうは効いてはいるけど、効果が不十分なパターンです。
などが原因として考えられます。
適切な抗炎症効果のある軟こうを処方し、正しい、よくなるぬりかた、ぬる期間を患者さんに説明し理解してもらう必要があるのです。
では、「よくなるぬりかた」とは、実際どんなぬりかたなのでしょうか。
それは、【3】に続く
ステロイドが全然効かない「B」は、全身の白癬菌感染、疥癬(ヒゼンダニの感染)、リンパ球の病気など、アトピー以外の皮膚病が考えられます。
皮膚の生検など詳しい検査も必要になりますので、当院では、そのような場合は大きな病院の皮膚科専門外来に紹介するようにしています。