「よくなるぬりかた」とは、どんなぬりかたなのか。アトピー性皮膚炎診療ガイドラインに書いてあります。
アトピーの痒みがおさまらなくて困っているときに行う、一番重要な治療法です。
「ステロイドをぬったらよくなる、止めたらまたかゆくなる」パターンを、
「ステロイドをしっかりぬったら痒みが治まった」に変えていくことがポイントになります。
そのためには
1週間ステロイドをしっかりぬって痒みが治まったら、痒みの再発を防ぐ「維持療法」に切り替えていきます。
維持療法のすすめかたですが
診察して
を総合的に判断して
などを行っていきます。
プロトピック(タクロリムス)、コレクチム、モイゼルトのどれか一つ。それぞれ特徴がありますので、医師の判断で選びます。
プロペト(ワセリン)、ヘパリン類似物質クリームなどの保湿剤を選ぶこともあります。
「ドライスキン」が改善すれば、刺激を感じにくくなり、かゆみが再発しにくくなります。
「ドライスキン」を改善するためには、維持療法を月単位で続けていく必要があります。維持療法を続ける期間ですが、これまでのアトピーの炎症が強く長ければ、それだけ長くなります。
次は、プロアクティブ療法、リアクティブ療法の解説です。【4】に続く