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アトピー性皮膚炎診療ガイドラインに基づく治療【4】

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プロアクティブ療法とリアクティブ療法

少し前、新聞、ニュースなどで「アトピーの新しい治療法、プロアクティブ療法」が取り上げられたせいか「プロアクティブ療法」を希望する患者さんが時々おられます。
プロアクティブと対になっているわけではありませんが、リアクティブ療法という治療法もあります。

プロアクティブ療法

維持療法でアトピー性皮膚炎の炎症が安定した後に、外用をだんだん止めていく段階の治療

リアクティブ療法

維持療法中にかゆくなったとき、維持療法の外用剤からステロイド軟こうに戻して、改めて炎症を改善させる治療

  • 寛解導入療法・リアクティブ療法では、ステロイド軟こう
  • 維持療法・プロアクティブ療法では、プロトピック(タクロリムス)、コレクチム、モイゼルト、保湿剤

を使っていきます。

日常の診療では、リアクティブ療法の方が出番は多いです。
「プロアクティブ療法」「リアクティブ療法」どちらがより優れている、ということはありません。

最後に、私(院長)からのメッセージ、「アトピー診療をしていて思っていること」をお伝えします。【アトピー診療をしていて思っていること】に続く